■ジャパンブリーディングファームズカップ クラシック’11(以下JBCクラシック)
大井競馬場2000m

(地方競馬サイト インターネット中継サイト 動画)
http://nar.chihoukeiba.jp/

1着スマートファルコン
2着トランセンド
3着シビルウォー


 スマートファルコン VS トランセンド

 去年のJBCクラシックから国内ダート重賞6連勝中のスマートファルコンVSドバイWC2着、先日のマイルCS南部杯優勝のトランセンド。お互いにこの秋は一戦ずつ消化している。前売り単勝オッズはスマートファルコン1.2倍、トランセンド2.4倍、、、そして離れて3番人気にシビルウォー29.2倍と完全に一騎討ちムード。それは払戻金からも証明されている。

単勝120
複勝100-100-120
枠連100
馬連100
枠単110
馬単150

 ちなみにトランセンドとスマートファルコンは同枠であり、単純に全ての馬の力が同じと考えれば同枠2頭の組み合わせは売れにくいはず。なのにこの結果。連勝で100円元返し、単勝で110円とかG1レースでは久々に見た一騎討ち状態。あくまで馬券上は…実際は、王者スマートファルコンと挑戦者トランセンドであった。



 レースはスタートからいつものようにスマートファルコンが飛ばして逃げる。トランセンドも元来、逃げに近い先行する馬なのでスマートファルコンに呼応するように付いていく。トランセンドの鞍上は勝負師、藤田伸二。この人、人気馬をマークさせると本当に怖い。レース映像からはそんなに押していたようには見えなかったが、スマートファルコンに対してかなりプレッシャーかけてるようにも見えた。スマートファルコンにとっては、これまで圧勝してきた日本テレビ盃、帝王賞、東京大賞典より遥かに厳しいレースだったと思う。

 道中、先頭スマートファルコン、2馬身後ろにトランセンド、さらに3馬身後ろにシビルウォー、その後は差が8馬身ほど開いて他の馬。上位人気の3頭が先行し、その3頭以外は一切用なし、そんな展開。出走馬の力量に差がある地方競馬やJRA下級条件戦ではよくあるのだが、それをG1レースでやってしまうこの2頭+1の凄さ。

 4コーナーで早めにスマートファルコンと武豊が仕掛け、それに遅れずトランセンドと藤田伸二が押して押してコーナー途中でムチまで入れて上がってくる。先に仕掛けたスマートファルコンが残り300~150あたりで差を広げ、残り100mからトランセンドに詰め寄られたが、貯金がものをいってゴール。

はいスマートファルコン、普通に強かったです。
逃げ脚質だけど直線早めに抜け出しの王者の競馬でした。これまでにない厳しい競馬を勝った。これだけの強さを感じるダート馬といえばクロフネ以来である。国内ダート重賞7連勝、このまま無事なら来年はドバイWC参戦という事になるのでしょう。海外競馬で入れ込まないこと、スタートでちゃんとダッシュがつく事、AWに対応できる事、課題は多いですが勝機は十分あると思う。次走について、小崎調教師は『状態次第だがJCダートに使えるようにもっていきたい』と語っている。中央の場で再び対決か!? ビクトワールピサ、JCダートにきたら盛り上がるだろうな~。

2着トランセンド。
直線で競り合えれば十分勝ちがあったと思うけど、競るところまでいけなかったのは力の差だと思う。かといってスマートファルコンより早く仕掛けて上手くいったかというとまた別問題で、いやそもそもスマートファルコンがずっと速度を保って走っていたので早く仕掛けたくてもそれができなかった可能性もある。さらに言うなら、もしかしたら藤田はスマートファルコンの直後くらいにつける、あるいは道中から競るくらいの位置に居たかったかも知れない。この辺は鞍上藤田のインタビューを聞いてみないと判らないね。ただ私としては負けたトランセンドも4コーナーからムチを入れて直線で力を出し切って2着だったので納得である。

3着シビルウォー。
ん~まぁ良く粘ったという見方もあろうかと思うけど、4着以下との実力実績の差を考えると順当な着順。粘った以外に特に見所なし。この馬がいなければ、、、という競馬がつづく予感がする。


 王者スマートファルコンと挑戦者トランセンドの戦いは終った。別に先に行けば王者というわけでもなんでもないんだが、今回のこの2頭のレース構図は明らかにそれであったと思う。外枠からでも先行し4コーナーで自然な形で上がっていったスマートファルコンに対して、4コーナーで鞍上が押して押して加速をつけて差しきりを狙うトランセンド。そして果たせず(届かず)敗れた。後にトランセンド鞍上藤田が『レース内容に悲観していない』と語っているが、俺にはやや疑問が残る。でもトランセンドが決して弱いわけではなく、特に精神面においては相当強いと思われる。今までにトランセンドのように海外遠征から戻ってきて、国内レースで好結果を続けたという馬はそう多くない。今回のJBCクラシックはダート国内最強を決める大一番ではあったが、次のJCダートもまた大一番になりそうである。



最後に勝利ジョッキーインタビューの一言
JBCクラシック5連覇の武豊『来年ドバイ行きたいですね』




JBCスプリント…
 順当。スーニ、大外鮮やかにゴール前で差しきりレコード勝ち。

JBCレディスクラシック…
 典型的なマーク競馬でした。ラヴェリータを直後でマークしたミラクルレジェンドがゴール前できっちり差しきりレコード勝ち。




■お前たちはこれを覚えているか?
11月1日1枠1番1番人気
天皇賞(秋)’98サイレンススズカ

13年前の今日はその日である。



■天皇賞(秋)’11

(JRA公式サイト出馬表)
http://jra.jp/keiba/thisweek/2011/1030_1/syutsuba.html
(JRA公式サイト映像)
http://jra.jp/JRADB/asx/2011/05/201104050911h.asx

1着トーセンジョーダン 1:56.1 日本レコード
2着ダークシャドウ 1/2
3着ペルーサ 1/2
4着ブエナビスタ 3/4
5着トゥザグローリー 1-3/4

 単勝1番人気は昨年の勝ち馬ブエナビスタ2.8倍、前走宝塚記念2着からの直行。2番人気はG1実績は無いもののエプソムカップ、毎日王冠と東京競馬場1800を連勝のダークシャドウ5.7倍。3番人気はエイシンフラッシュ5.9倍、今年に入って天皇賞(春)2着、宝塚記念3着からの直行。
4番人気は京都大賞典勝ちのローズキングダム6.6倍。
5番人気にようやく今年の宝塚記念馬アーネストリー7.3倍。
6番人気ペルーサ8.2倍。
7番人気トーセンジョーダン33.3倍。
 という風な人気の構図。1番人気ブエナビスタが若干抜け気味の1番人気で、2~6番人気が混戦で、7番人気がぐっと離れてトーセンジョーダン。


 結果的にとんでもないハイペース(1000m通過56.5)でシルポートが逃げて、直線の坂の手前で先行勢と中団以降に構えていた馬ががらっと入れかわる。このハイペースで一番わりをくったのはアーネストリー。仕上げ不足、大外枠、さらに出遅れた上、無理して先行する。こんな無茶をすればいかにG1馬、いかに前哨戦の勝ち馬といえど惨敗する。直線にハイっても暴走したシルポートすら捕まえられない始末(最終的には交わしたが)。

 一見荒れた印象のあるこのレースであるが、着順に人気をあげれば7、2、6、1、10、3とさほど荒れてはいない。これは人気馬に中団待機勢が多かったからそれで収まったのか、それとも単に実力ある馬だからハイペースに負けず付いてこれたのか、なかなかのサバイバルレースではあったと思う。

 ハイペースの天皇賞で思い出されるのがダイタクヘリオス-メジロパーマーが飛ばしてそれを追走したトウカイテイオーが惨敗したレース。このレースは、後方待機のレッツゴーターキンとムービースターが1着2着という典型的なハイペース後方一気が決まったレースであった。しかしながら今年のレースは同じくハイペースでも若干性格が違っているように思える。なぜなら無理に先行したアーネストリー、距離不足のローズキングダムこそ惨敗したが、それを追走した実力馬がそこそこの着順に来てるからである。

もしかしたらハイペースハイペースと言われつつも(いやハイペースは間違い無いんだけど)、現在の競走馬はこれくらいのペースは耐えられて当たり前という事なのか?

 さて、毎回レース全体を振り返った後は上位各馬について記しているのだが、このレースでは特に思い当たるフシが少ない。強いて言うならば、、、

 ブエナビスタは、直線の残り100mで若干回りとくらべて失速してた模様。それが”年齢的能力の衰え”なのか”展開による過度な消耗による”ものなのかは判らない。ただ、特に牝馬について極端に走る気がなくなって成績が落ちる時があるのは珍しくない。ペルーサやトゥザグローリーはあいかわらずG1では1歩足りないし、トーセンジョーダンは勝ったけどハイペースに助けられた(いや、この馬の能力と展開がはまったというべきか?)印象。

出走馬の今後について、、、ローズキングダムは距離の関係からJCでは必ず巻き返してくる(出走すれば)と思われる。アーネストリーは右回りの有馬記念で。


うーむ、どうも今回は適当な振り返りになってしまった。
先週の三冠達成を見たことで気が抜けて、心はもう2日後のJBCクラシックに飛んでいる。


■天皇賞(秋)’11についてまとめたいんだけど、どうも気分が乗らない。

ペースうんぬんによらずアーネストリーの敗退は判ってた。
事前に一部であるがゆったり仕上げなどという報道があり、加えて左回りの東京競馬場しかも外枠であの馬を買うのは…なんの根拠で買ったのか不思議でしょうがない。元々有馬狙いなんじゃね?この馬は。

さらに今週には天皇賞以上に私が注目している、JBCクラシックが行われる。スマートファルコンVSトランセンド。ダート王同士の戦いが見れる。私的にはスマートファルコンの勝利と見てはいる。

JBCの記事のほうを先に上げるかもしれないな。



■この3日間のクライマックスシリーズなかなか面白かった

試合内容よりも野球実況板がw
ドラフトの日より盛り上がりが半端ないわ~
そのドラフトの日にニコ生で、パワプロ10のサクセス全4球団でオールAをつくる放送があった。結局34時間もかかってたけど、最後の最後が劇的でこっちも良かったわ。寝ずに34時間とか、俺にはまだ経験が無い。せいぜい三國志ONLINEの時の28時間くらい。

あくまで俺の経験だが…
 オンラインゲームにおいてこれだけ長時間ゲームやるとどうなってくるかというと、まず8時間目くらいに眠くなる、それを過ぎると二択。なにか面白い事又は緊張感のある事があると目が覚めて続けられるが、何もないと寝てしまってそこで終了。続いた場合は、飯、風呂と微妙な休憩を挟んで自然と眠くはならない。で、20時間目くらいにちょっとハイになってくる。周りの人(プレイヤー)に対して、対応がちょっと適当になってしまう。雰囲気が悪くなりそうな所を乗り越えられるかどうかは助言者がいるかどうかだと思う。妙な孤独感/孤立感を味わう。私のときは運良くその助言者が居てくれてそれを乗り越えられた。そして丸1日をすぎると昨日遊んだ奴とまた遊ぶなんて事も珍しくなくなり、挨拶なんかを交わしていると眠いとか全然なくなる。この辺で妙な達成感がでてきてゲーム終了で寝る。ただし…意外と寝れない、1時間2時間で起きてしまう。

 まぁこんな感じだったが、ゲームをどれだけ続けられるかはやっぱりモチベーションをどう保てるかだなと。俺の場合は、やってることが上手くいってるかどうかはどうでもよくて、例え失敗しまくってても会話が多いとモチベが長続きする。逆にPT組んで上手くいってても、会話がないと速攻で終わりたくなるw



P.S.一部リンクを整理しました。


■(゚Д゚)y─┛~~ DOL

商会(開拓街)維持のために一ヶ月課金したけど、オンラインゲームとしては最低の一ヶ月だったわ。やっぱ一緒に遊んでくれる知り合いが居てこそのオンラインゲーム。E鯖で遊ぶのはもうほとんど意味ねーなと思いだした。

 自分で言うのもなんだが俺みたいに考える人が居る以上、大航海時代ONLINEがますますソロゲー化していくこの様は、コーエー自ら破滅への道を踏み出してるのかも。で、プレイヤー人数が減れば減るほど、残ったプレイヤーに対して多重課金化されていくと…。今度のアップデート時に新規及び復帰者に対してキャンペーンが打たれてない(現時点で)のも、そういう方面での収入増はあまり期待していないのかもしれない。現にスクールチャットの人数など去年の今頃に比べたら2/3くらいでは?

 ある意味どこまでいくか見ものである

菊花賞’11

2011年10月23日 野球&競馬
■菊花賞’11
(JRA公式サイト出馬表)
http://jra.jp/keiba/thisweek/2011/1023_1/syutsuba.html
(JRA公式サイト映像)
http://jra.jp/JRADB/asx/2011/08/201105080611h.asx

左後ろ脚一白は名馬の証 オルフェーヴル 2011年クラシック三冠達成

1着:オルフェーヴル 3:02:8
2着:ウインバリアシオン 2-1/2
3着:トーセンラー 1-3/4
4着:ハーバーコマンド 首
5着:サダムパテック 1-1/2

 オルフェーヴルは好スタートを切り、本当に馬群の中央に位置取る。一番のライバルと目されるウインバリアシオンは最後方。オルフェーヴルは、最初の坂の下り~スタンド前にきてもまだ鞍上池添が手綱を引いている状態。これは?神戸新聞杯で超スローを乗り切っているから折り合いは心配ないと思ってたが、万が一負けるようなことがあればこれが敗因の一つにと考えた。また、かつて同じように序盤折り合えず負けたミホノブルボンのレースが頭をよぎる。位置取りに関しては、私が素人ながらに枠順からしてこのあたりが良いのでは?と思った位置(日記前項参照)。

1000m=1.00.6

 中盤1コーナーを回るあたりでようやく鞍上が手綱を引く動作が無くなる。気が付けば好位、ナリタブライアンが菊を勝ったときとほぼ同じ位置。レースは4コーナーにかかり、最後方のウインバリアシオンはまだ動かず脚を溜めたのか?…でももう明らかに遅いのが判る。それより見ていて怖かったのがオルフェーヴルの直後に上がってきてたトーセンラー。しかし、この馬もオルフェーヴルにかぶせようと上がってきたが、、、上がってきた所で差が縮まらなくなった。ちょうど、神戸新聞杯でのオルフェーヴルとウインバリアシオンの関係と同じ。4コーナー大外回りながらも加速力の違いで直線入り口ではすでに先頭。

 直線はオルフェーヴルの1人舞台。やっぱり抜け出す時の瞬発力がすごいね。一度開いた4馬身ほどの差はウインバリアシオンとトーセンラーにはつめられているわけだけど、それはあまり関係ない。最終オッズで単勝1.4倍…あれ?言われるほど信頼されてなかったのか?というくらい快勝でした。

 2着ウインバリアシオン。神戸新聞杯のようにオルフェーヴルをマークして中途半端な競馬になるより、自分の競馬に徹してた感じ。鞍上の安藤は最終コーナーでうちをつければ逆転も…と考えたかもしれないが、それが果たせず結局加速できたのは直線向いてからという感じ。4コーナーでは一団になってしまってなかなか馬がばらけ無かったね(実は3コーナーでオルフェーブルが上がろうとした時に同じく動こうとしてたみたいだけど、たれてきた前の馬のためインがつけずまた加速し損ねたように見えた)。それでも鞍上安藤が上手くコーナー出口でクッという感じでふくれず曲げてきて、勝負をしての2着だと思うので俺は納得の2着。

 3着トーセンラー。この馬も勝負にいった3着だと思う。2着ウインバリアシオンよりオルフェーヴルを強く意識し、3コーナー~4コーナーで少し早仕掛け。その分、ラストでウインバリアシオンに負けた格好かな。

 セントライト記念勝ちのフェイトフルウォーが7着、古馬条件戦勝ちのショウナンマイティが8着、神戸新聞杯3着のフレールジャックが10着。


 ついこの前まで三冠馬はセントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフの4頭であったのが、今や7頭になった。時が経つのは早いね。逃げ以外全ての脚質で三冠馬が誕生している。次は逃げ馬の三冠馬期待ですかね。


■菊花賞’11枠順確定

(JRA公式サイト)
http://jra.jp/keiba/thisweek/2011/1023_1/syutsuba.html

 とにかく無事に、無事に走ってくれば間違いなく三冠、7枠14番オレンジの帽子オルフェーヴル。瞬発力があるのは神戸新聞杯や日本ダービーで証明済み。悪路問題なし、スロー問題なし。先週の秋華賞のホエールキャプチャのように抜け出すのに手間取る心配はなく、必ず勝って三冠を達成してくれると信じている。

 トーセンラー、フェイトフルウォー、ウインバリアシオンが2番手候補、さらに展開次第でフレールジャックとサダムパテック。正直、これらがオルフェーヴルに及ぶとはとても思えない。唯一の心配は他馬のマーク。マークが鬼のように厳しくて抜け出せない可能性と、厳しいマークのためはや仕掛けしてしまい後がもたない可能性。しかし、それも比較的外枠という事で道中内に包まれなければ問題はない。鞍上池添が先週の秋華賞の事がよぎって焦らなければ問題ない。
 オルフェーヴルにとっては、先団~中団の外目が良さそうな気がする。オルフェーヴルより外枠で後ろからマークしそうなのがフレールジャックとショウナンマイティ。神戸新聞杯は3番人気4番人気で3着、5着にやぶれており、菊花賞では穴人気まで。比較的自由に動けそうなので不気味ではある。前走、オルフェーヴルに完全にしてやられた安藤克己のウインバリアシオンの位置も気になるところである。

 馬券には全く興味がない。
 ただオルフェーヴルの2011年クラシック三冠達成を見るのみである。


アグネスタキオンが無事に三冠ロードを走ってればこんな感じだったんだろうな~


■マイルCS南部杯’11

(JRA公式サイト 出馬表)
http://jra.jp/keiba/thisweek/2011/1010_1/syutsuba.html
(JRA公式サイト 映像)
http://jra.jp/JRADB/asx/2011/05/201104050311h.asx

1着トランセンド
2着ダノンカモン 頭
3着シルクフォーチュン 1/2
4着エスポワールシチー 1-1/2

 今年は盛岡競馬場ではなく東京競馬場で行われるマイルCS南部杯。
左回りで直線に坂があるという点では盛岡競馬場と東京競馬場は似ていて、異なるのは東京ダート1600はスタート地点から100mほど芝を走る事直線が150mほど長い事。そしてこの2つの異なる点が、この日のこのレースに影響を与える事になった。

 1番人気はドバイワールドカップ(2着)以来の出走になるトランセンド、この馬ドバイの印象が強く忘れ去られてそうであるが今年のフェブラリーSと昨年のJCダートを勝っている中央競馬のダート王1.6倍。2番人気はかつてトランセンドのそれぞれ1年前にフェブラリーSとJCダートを”圧勝”したエスポワールシチー6.4倍。3番人気は重賞勝ちはないものの、直近の10戦で4勝2着4回4着2回と安定しているダノンカモン8.8倍。単勝オッズはトランセンドのほぼ一本かぶりといってよい。JDDを2着し、レパードS(G3)を勝ったボレアスは意外に人気無く16.9倍。


 スタートは好スタートをボレアスが切る。そのまま先行させるかと思いきやだんだんさがり中団やや後方の位置取り。結局先団は逃げたエスポワールシチーや逃げると思われたトランセンド、ダノンカモンといった人気馬が占める事になる。と、その瞬間後方で盛岡のロックハンドスター落馬、芝とダートの切れ目あたりとラジオ実況は伝えていた(ちなみに上のURLの映像の実況では故障か?と)。走りなれない馬場に戸惑ったかロックハンドスター、ちょうどダート馬場になるあたりに落馬した。かつて同じ盛岡の馬で、この同じコースのフェブラリーSを勝ったメイセイオペラですらスタート直後の芝に戸惑いを見せて先行するのにすこし手間取った。

注)やはりロックハンドスターは故障
続報 ロックハンドスター予後不良で安楽死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111011-00000501-sanspo-horse

 4コーナー、凄くいい脚で上がってきたと見えたのはボレアス。中団の後方から一気に先頭に並びかけるか、と思いきや直線入り口で一気に失速。何か故障かそれとも馬にとって気に入らない状況になってしまったか、鞍上の武豊騎手もなぜあの手ごたえで失速してしまったのか少し首をかしげたかもしれない。

 ボレアスがあっという間に馬群に飲み込まれる間に、直線入り口から瞬発力良く2馬身ほど突き放すエスポワールシチー。先行抜け出し王者の競馬、これは間違いなくこの馬の競馬であると思った。しかし、それでも直線半ばでもうひと伸びがないのはさすがに年齢的な衰えなのだろうかね。直線残り150mほどで勝ったトランセンドやダノンカモンらに交わされてしまう。そう、直線残り150mまでは先頭だった…ということはこれが盛岡競馬場だったならと考えてしまいたくはなるものの、もしそうなら他の馬がそれに適応する競馬をした可能性が高い。

 最後はダノンカモンとあわせ馬で上がってきたトランセンドがわずか前に出たところでゴールイン。エスポワールシチーを含めたこの3頭は先行勢、3着のシルクフォーチュンは後方から、一瞬だけ先頭に並びかける勢いだったボレアスは中団、このレースはいずれの位置取りにも有利不利はすくなかったようだ。

 トランセンドはこの後どのレースへ向うのだろうか?スマートファルコンとの対決は非常に見てみたいが、どうも対戦はないような気がしてる。一方が地方交流重賞ならもう一方は中央重賞を走るみたいな…。

秋競馬本番

2011年10月5日 野球&競馬
■秋競馬本番

 日本に接近した2つの大きな台風が去り、急に肌寒くなってきたこのごろ。災害に気を取られてる内にいつのまにか10月に突入です。そんなおり、ついにこの馬までがと無敗の三冠馬であったシンボリルドルフが死去。安楽死でなく30歳での自然死だったらしいので大往生と言える。さて、JRA秋競馬のG1レース第一弾が先日行われ、いよいよ日本全国的に秋競馬本番に突入。これからは、

今週:毎日王冠、京都大賞典、南部杯
翌週:秋華賞
翌週:菊花賞
翌週:天皇賞(秋)
翌週:JBC
翌週:エリザベス女王杯
翌週:マイルチャンピオンシップ
翌週:ジャパンカップ
翌週:ジャパンカップダート
翌週:阪神JF
翌週:朝日杯JF、全日本2歳優駿
翌週:中山大障害、有馬記念
翌週:東京大賞典

という流れで年末を迎えます。注目は、

第一:菊花賞~有馬記念に来るであろうオルフェーヴル
第二:ジャパンカップ1戦で引退と伝えられるビクトワールピサ
第三:JBCからおそらく東京大賞典ではないかと思われるスマートファルコン

 ルドルフが死んで、現存する三冠馬はディープインパクト1頭になってしまった。そんな年にオルフェーヴルが三冠に挑戦する。菊花賞での単勝支持率がルドルフ効果によって少し上がりそうな気がしてる。だからといって、他の馬を勝って儲けがどうこういえる流れではない。特に不調と伝えられず、パドックでも普通ならオルフェーヴル 、間違いなく三冠馬。

 今年ドバイWCを勝ったビクトワールピサ、そして来年挑戦しようというスマートファルコン。正直ジャパンカップダート(それも東京2100)で戦ってみてほしかったが、それぞれのレースに出走してくる。ビクトワールピサは芝の実力がないとは言わないが、東京競馬場の芝が少しあってないような気がしてる。この馬はキレで勝負するタイプだよね。デインドリームやオルフェーヴルがJCに参戦してこない限りは1番人気になるんじゃない?相当マークがきつそうな気がするわ。スマートファルコンは先日の日本テレビ盃優勝のあとオーナーが「来春のドバイ(ワールドC)へ向け、馬に負担がかからず、また選出されるようなローテーションを選んでいきたい」と語っているので、今年から国際格付けを得た東京大賞典参戦が有力かと。

 今一勝ちきれないブエナビスタ、故障明けのレーヴディソール、安田記念6着だったアパパネ、、、この辺はどうするんだろうね。いずれも牝馬の中では力をみせてるけど、ウオッカみたいに牡馬に混じって勝つというところまではどうかなと…。いずれも前哨戦である京都大賞典や毎日王冠には登録無し。しかし、これらがいなくても今週行われるこの2つのレースには結構メンバーが揃ってて、京都大賞典にはローズキングダム、ジャガーメイル、オーケンブルースリ、マイネルキッツという”往年の”G1馬が、毎日王冠にはリアルインパクトや去年の菊花賞以来というビッグウィークなんかが出てきますね。出てくるだけで、勝ち負けになるとは限りませんが…。


ところで…ロジユニヴァースってまだ引退してないよね?
この馬はどうなっているのだろうかw




■TBSって横浜売る気あるの?
 球場にこだわってたら永久に売れないよ。広告利益及び球団グッズ販売収入まで100%球場の利益とかいうなればショバ代100%って話だよね。ヤクザが絡んでてもなんの不思議はない。こうやって毎年無駄な話題を作ることがTBSにとってなにか利益があるのか、はたまたTBSに圧力を掛ける事のできる何者かによる陰謀!?球団、球場、TBS、売り手先の事情全てを聞いて見たい。

だが、利根川的にいうと
「聞いてどうなる?それが本当という保障(ry」

こういう騒動はファンに夢を与えるプロ野球がないがしろにされてるようで不快である。



■予想通りですね、ハイ

今年は去年のナカヤマフェスタとちがって十分にマークされていたはず。枠順決定でなんかおかしいと思いませんでした?

先行できるナカヤマフェスタが発馬直後に距離ロスのある最外枠で
差してくるヒルノダムールがつつまれる可能性の高い最内枠

単なる偶然ですか?これはw
スプリンターズSでは1番人気の外国馬に勝たせない意識が見て取れたレースであったが、逆に凱旋門賞では日本馬に対し、映像だけでは判りにくい厳しいレースが展開されてしまったのではないかと。で、実際にレースも前哨戦のフォワ賞とは2頭の位置取りが逆になってしまった。いや、実力的にもかつてのエルコンドルパサーやディープインパクトほど抜けた存在でもない両馬が勝てるわけ(ry

全くもって予想通りですね。

一応、ナカヤマフェスタは昨年負けたワークフォースより着順が上だった。またレース後に伝えられるところではヒルノダムールはひどく入れ込んでいた模様。状態が悪くては勝てるわけがない。ちなみに1着~3着までは牝馬。欧州競馬のクラシックディスタンスは主役不在で停滞の時期なのかも。


予想通りじゃなかったのがサラフィナ。
俺は前哨戦のレースっぷりから日本馬との着差以上に実力差が大きいと以前書いた。コレに関しては、競馬の専門家の合田直弘氏や須田鷹雄氏もブログやニュース記事によると同じ見方らしい。それが凱旋門賞では7着。去年と同じように不利が重なって直線伸び切れなかったか。個人的希望ですが、ジャパンカップにこいや~。


■スプリンターズS’11

1着:カレンチャン
2着:パドトロワ 1-3/4
3着:エーシンヴァーゴウ ハナ
4着:ロケットマン 1/2
5着:ラッキーナイン クビ

(JRA公式サイト スプリンターズS出馬表)
http://jra.jp/keiba/thisweek/2011/1002_1/syutsuba.html
(JRA公式サイト スプリンターズS映像)
http://jra.jp/JRADB/asx/2011/06/201104060811h.asx


 注目は現在の世界最速スプリンター シンガポールの6歳騙馬ロケットマンであった。返し馬から(1回目の)枠入りまでまったく隙なしという状態に見えた。しかし、結果的に言えばレースは先行不利とされるハイペースで進み、3番手追走したロケットマンは直線でのびきれずに負けている。

日本をなめたか?池添の好騎乗とコーツィーの騎乗ミス

 久々に外国人騎手のひどい騎乗ミスをみたきがする。基本的に日本に短期免許で来日する外国人は勝負にいくという心構えができていて、例え負けても勝負はしてくれている。それで総じて好結果を残している。しかし、この日このレースのロケットマン鞍上F.コーツィーは4コーナーで自分の馬の行き場をなくす失態。コーナー出口でようやく前の馬のうちが開くかと思いきやつまって、外に出そうとすればかぶされてまたうちへ…そうこうしている内にロケットマンより前にいる馬は加速し、ロケットマンが加速を開始した時には、差はまだ少なくとも明らかに手遅れというのが見て取れた。

ミッドウェー海戦の日本機動部隊のごとく迷走(4コーナーで内へ外へ)した挙句に
飛龍乾坤一擲の一撃(最後の追い上げ)も実力ありと示したにとどまり結果敗戦


 ロケットマンが4コーナーで行き場をなくした原因は、そもそもスタートでそんなに良い出ではなかった事もある。これはレース前に枠入りした段階で、ビービーガルダンが放馬して一旦枠から出されて間が空いてしまったのが影響したのであろうか?(と、関係者は答えそうである)そして発馬した後、鞍上がさほど加速を促しているようには見えなかった。無難なスタートで自然に加速し先団に取り付けた事が鞍上コーツィーを安心させてしまったのかもしれない。ロケットマンは道中3番手あたりにはいたものの、自分の外のやや前に別の馬がいて先に動きづらかった模様である。

このレース表の立役者が池添とカレンチャンなら、
影の立役者はロケットマンをやや前の外でマークしつづけた幸とヘッドライナー


後ろでなく前で徹底マークされる状況。これが1番人気のプレッシャー、日本で競馬をする外国馬に対するプレッシャー。これと対照的だったのがカレンチャンとその鞍上の池添。4コーナーでロケットマンの外からかぶせて外に持ち出せないようにしたのがこのカレンチャン。レースを勝ったのもこの馬。鞍上池添のこれ以上ない好騎乗。やっぱり今年好調の波にのっている騎手である。

100点でなくても勝てる馬がリスクを承知で100点を狙ってしまった…。
(4コーナーで詰まらなくても負けてたかもしれないが)
加速すべき時に加速できなければどんな馬でも敗戦する。このリスクというものは勝負の世界においてついてまわるものだが、リスクを冒していい場面と駄目な場面はあるだろう。明らかに力の劣る馬の場合は進路妨害覚悟で行く事などが時には必要であるが、勝てると踏んでいるならそうではない。もちろん勝てる馬がさらに勝負でいい目を出せば勝てる確率は限りなく高まるわけだが…。

1着カレンチャンは4コーナーで手ごたえ良く、外を回った割りにそんなに距離ロスもなく好騎乗により勝利。2着パドトロワは内を利した粘りこみ、これまた位置取りの名手さすがの安藤勝己。位置取り良く追える騎手が鞍上ならハイペース先行でも持つという例。3着エーシンヴァーゴウは中団よりの競馬、カレンチャンより一歩早く動き直線一瞬だけ先頭に立ったが坂が応えたのか最後までは延びきれず。

こんなところで上位3頭はいずれも力を出し切った感じがした。
ロケットマンは直線の最後の方では2着馬3着馬よりは伸びている。パワーはあって中山競馬場にも十分対応できると思う。しかし、残念ながら日本では直線だけが競馬じゃないんだよね。実力馬がコーナーでスムーズに回ってこれるかどうか?、実力あって遠征にも強いこの馬唯一の不安要素が的中してしまった形である。日本の競馬がどういうものかよく知ってるペリエなりスミヨンなりデムーロなどが乗っていれば結果は良い方に変わっていた、結果論やタラレバの話だけどこれは間違い無い。残念、全力を出し切って走る世界最速馬が見たかった。



ちなみに放馬の影響で払い戻し金表示などがTV番組放送枠(16時まで)に収まらず、番組終了直後は結果確認のためにアクセスが集中しているのかJRAサイトが非常に重くなってる。


■神戸新聞杯’11結果

(JRA公式サイト)http://jra.jp
(JRA公式サイト動画)http://jra.jp/JRADB/asx/2011/09/201105090611h.asx
1着オルフェーヴル
2着ウインバリアシオン 2-1/2
3着フレールジャック 2-1/2
4着スマートロビン 1/2
5着ショウナンマイティ 1/2

 オルフェーヴルVSウインバリアシオン

 他にも3戦無敗の重賞勝ち馬フレールジャックと対古馬条件戦楽勝のショウナンマイティが出走馬に名を連ねていたが、私は事前段階の記事からあえて無視をしていた。結果もやはり上記の2頭で決着した。

 レースは中段やや前にオルフェーヴル、そのオルフェーヴルを直後よりマーク体勢だったウインバリアシオン。ペースは中継で1000m通過を1分3秒と伝えていた。珍しくは無いけどかなりのスローだと思う。一瞬だけ逃げていたスマートロビンの逃げ切りもあるのか?なんて思ったけど(それでも4着粘りこみ)、スローな割りにあんまり差を広げてなくてあっさりつかまる事になる。

 4コーナー入り口でオルフェーヴルが仕掛ける前にウインバリアシオンが外からかぶせてきて、これまた一瞬だけウインバリアシオン鞍上の勝負師安藤がやりやがったか?と思ったけど、オルフェーヴルを交わすところまでいけなかった。直線は部分的日本ダービーの再現。オルフェーヴルが反応良く一歩先んじて抜け出したのに対して、加速するのに手間取るウインバリアシオン。その差が2~3馬身ほどに開いた後はやはりダービーと同じように離されもせず追いつかれもせずの展開。

2頭の力関係は全く変化無しと、私は見た。
勘違いしないでいただきたいのは、変化無し=オルフェーヴル上位なのは間違いないけど、レースに見られるほど差が無いという事でもある。分厚い紙一重という表現に近い。着差でいうとダービー時より広がったので、ミホノブルボン/ライスシャワーの時のような逆転は難しい。切れがない馬でレースを勝つには、、、ちょうど菊花賞をテイエムオペラオーの追撃をしのいで勝ったナリタトップロードのような競馬。あれが思い出されます。しかしあれはオペラオーが遅れて(ry

 最後に前走楽勝しながらも武豊へ乗り代わりという事で気にはなっていたショウナンマイティ。結果もそうだったけど、パドックからちょっと調子的に落ち目な気がするねぇ。菊花賞は難しい。スマートロビン、もっと逃げてたらいけてたんじゃ?って鞍上小牧は言われてるかもね。


■菊花賞戦線’11

 セントライト記念、神戸新聞杯ともに順当な結果。春から勢力図に変化無し。
オルフェーヴルにフェイトフルウォー、ウインバリアシオン、トーセンラー、菊花賞も人気どおりでしょうw 有力馬がみんな天皇賞でなく菊花賞に向ってくれる事は日本ではまだまだクラシック3冠が廃れていないなと安心する。




■神戸新聞杯’11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110920-00000183-sph-horse

 今年の神戸新聞杯は結構注目のレースである。同じく菊花賞のトライアルレースであるセントライト記念で素質馬が順調に上位に来たのを受けての神戸新聞杯の出走予定馬は、クラシック二冠馬オルフェーヴルにダービー2着馬ウインバリアシオン。この2つのレースだけで完全に菊花賞の有力馬が出揃った感じになる。

 日本ダービーで1着2着だったこの両馬。アドレス先の記事によるとダービーでは”馬体を併せるまでは行ったが、最後に突き放される完敗”とある。しかし、俺はこれとは違った見方をしていて、ダービー直後の記事にも書いたのであるが”直線瞬発力良く先に抜け出したオルフェーブルが差を広げた後はおいつかれもせず離されもせずの競馬であった”と見ている。つまり、着差はあったけど能力面で特にスタミナ面では差が無いのでは?と思っている。

 で、夏を越したあと距離がさらに伸びる菊花賞だ。このダービー1着2着の両馬の力関係がどう変わったか?あるいは変わってないか。25日の神戸新聞杯でウインバリアシオンがオルフェーヴルに詰め寄るようなら、菊花賞で逆転もあるかもしれないと見ている。逆に、ウインバリアシオンが道中とくに不利も無いにもかかわらず差をつけられて負けるようなら、勝負付けは済んだと見る。この場合、菊花賞でオルフェーヴルの相手になるのは、血統的魅力のあるセントライト記念勝ちのフェイトフルウォー。ってかこの2頭血統構成はほぼ同じだし、神戸新聞杯でよほどのことがない限り菊花賞では1番人気2番人気になるでしょ。

 というところで、かなり注目度の高い神戸新聞杯。やっぱり競馬は実績のある主役がいると盛り上がるね。凱旋門賞はビクトワールピサが回避してしまって興味半減であるし、この秋の楽しみはオルフェーヴルとスマートファルコンだわ。芝の古馬勢にはちょっと主役が見当たらなくてつまらない。帝王賞を圧勝したスマートファルコンは23日に船橋競馬場(http://www.f-keiba.com/)の日本テレビ盃に出走し、その後はおそらくJCダートかと思われます。さらにその後順調なら来年のドバイWCへ。


9月の虎

2011年9月18日 野球&競馬
■9月の虎

9/1 対中日3-3引き分け
9/2 対横浜中止
9/3 対横浜中止
9/4 対横浜0-2負け
9/6 対広島2-1勝ち
9/7 対広島5-1勝ち
9/8 対広島9-3勝ち
9/9 対ヤクルト4-2負け
9/10 対ヤクルト6-2負け
9/11 対ヤクルト4-2負け
9/13 対中日4-6負け
9/14 対中日3-2勝ち
9/15 対中日1-3負け
9/17 対広島5-1負け

ここまで12試合4勝7敗1分け(2中止)
通算113試合53勝55敗5分け…セリーグ4位

弱い!マジ弱い!
今、状態を加味するとセリーグ最弱なのはまちがいない。(という気分
とくに9/9からのヤクルト三連戦よりここまで致命的なエラーが多い多い。そして貧打に加えて、必死に同点にもっていってもあっさり勝ち越しor逆転HRを打たれてる(9/9~9/13まで4試合連続)。守れない、打たれる、、、攻撃面でも失点をカバーできない。

9/9から対ヤクルト首位決戦などとほざいていたのは一体なんだったのだろうか?
毎年の如くおこるタイガースの9月失速は一体なんなのだろうか?

 なんかせめてCS進出をと願いつつ、3位の巨人を追いかける雰囲気じゃないんだよね。スタメンを張ってきた新井、金本の通称:広島兄弟が不調&衰えていて、若手の柴田、大和、俊介、上本や中堅の林、坂ととっかえひっかえ使ってみてはいる。しかし、経験不足なのか単に実力がないのかみんな打率は2割そこそこ、バントや走塁、守備でのミスが目立つとはっきりいって優勝争いのチームで使える選手じゃない。結局、新井や金本に頼らざるを得なくてチーム内改革が進んでいない。金本のレフト守備はもはやギャグだろ。

 打線は平野、マートン、鳥谷が平均的にヒットを重ねているものの、ホームランがないのでその後の打者が打てなければ点になっていない。そのマートンと鳥谷、さらに2軍落ちのブラゼルは来年は居ない可能性がスポーツ紙等でとりざたされてるんだよね。新井が不調だからといって関本4番にした2試合。関本4番とか不調の新井以上に相手にとって見れば楽だったはず。

 投手陣も上記のとおり4試合連続で勝ち越しホームランをくらうなど、春先打てない時期でも粘ってたのとは正反対にあっさり失点を繰り返している。リリーフの榎田、新人王の可能性があったのだけどヤクルト戦でホームラン打たれてその可能性が完全に消えた。キャッチャーは城島が怪我で移籍の藤井が出場機会を得て活躍していたのだけども、その神通力はもうなくなった模様。リード面でも疑問符を打たれるようになり、打撃は30打席以上ノーヒットの目も当てられない始末。タイガース打線には投手が2人いるようなものだった。今シーズンオフには1/3くらい選手を入れ替えないと駄目だ。不要なベテランは解雇、2軍ぐらしだがまだ価値のある選手(安藤とか)はトレード要員にし、残った選手にも危機感をもってもらわねば。

 こんな惨状の中で良いところといえば…
リリーフの福原が復活したかもしれない。相変わらず日替わりで好不調の波があるんだけど、好調の時は藤川に匹敵するストレートを投げれている。球速はともかく、ビシッとキャッチャーミットの構えた位置に決まるなんて感じ。これがこの不調のチームにおいて唯一、私が見る事のできたいいところかな。


本当になぜにタイガースは秋に失速するのか!



■先日、凱旋門賞が行われるのと同じロンシャン競馬場で、その前哨戦のフォワ賞(G2)及びニエル賞(G2)が行われた。距離はいずれも本番と同じ2400m。

(JRA公式サイトのレース結果/映像など)
http://jra.jp/news/201109/091211.html


[結果]
フォワ賞
1着サラフィナ(仏)/2.32.28
2着ヒルノダムール /短首(頭差くらい)
3着セントニコラスアビー(愛) /2-1/2
4着ナカヤマフェスタ /1/2

ニエル賞
6着ナカヤマナイト 1着からおよそ10馬身

 ニエル賞の方は本番に向けては問題外でしょう。この結果では出場しないだろうし、出ても最下位争いが見えてる。注目はフォワ賞の方。レースは4頭立ての少頭数で行われ、直線までナカヤマフェスタが逃げる、いや先頭を走るといった方が正しいかもしれない展開。サラフィナは最後方で若干ジョッキーが抑えるのに苦労してるようにも見えた。最後の直線入り口でセントニコラスアビーがナカヤマフェスタに並びかけ100mほど競り合った後、ヒルノダムールがその競り合いに加わる。さらに100mほど進んだ地点でナカヤマフェスタが遅れはじめかわってサラフィナがすごい狭い間を突っ込んできた。直線の最後はサラフィナとヒルノダムールの競り合いでサラフィナが少し前に出たのをそのまま保って勝利。

 今年の春の天皇賞馬ヒルノダムールは小差で2着に負けたように見えるけど、俺にはこの二頭の力の差はかなりのものだとみえた。というのは、サラフィナは直線まで終始最後方でジョッキーがずっと押さえ気味であり見方によっては折り合いに苦労してるのでは?と思えるようなレースっぷり。しかしながら、直線でジョッキーがGOサインを出した途端、急加速し狭い間をこじ開けて先頭へ。このシーンが俺には強烈な印象として残っている。レース映像を見てもらえればわかるけどサラフィナの前で競り合ってた3頭の間は本当に狭い…はず…狭い間をこじ開けるには相当な加速力とパワー、精神力が必要なはず。うむ、強い。ちなみにこの件に関しては有名な須田先生も同じような見方をされている(須田鷹雄の日常・非日常:http://blog.livedoor.jp/suda_takao/archives/66840351.html

それでも厳しい競馬を経験した事が必ずしもプラスに働かないのが競馬。凱旋門賞では日本馬に、とりあえず期待する。


かわって、故障で凱旋門賞を回避したビクトワールピサ。これで今年は中山記念、ドバイWCの2戦しかまだ使われていないことになる。そして今後の予定がようやくニュースとして聞く事が出来た。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110912-00000535-sanspo-horse
予定通りJCがラストランで引退らしい。去年勝った有馬記念は無し。すこし寂しいね、年度を代表するような馬が有馬記念に出ないなんてね。そりゃ馬主にとってはさまざまなリスクを伴うし(特に荒れ馬場の中山競馬場)、種牡馬入りで有馬記念の賞金を遥かに超える金を手に出来るのだから有馬記念を使うメリットは少ない。でも、もう少しレースを見たいファンが多いのではないかなぁ(俺も)。


■先月のニュースではまだ廃止検討段階だったものが今月5日、荒尾市の前畑淳治市長が荒尾競馬の厳しい経営状況を理由に廃止を表明した。

*ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110906-00000212-mailo-l43
*荒尾競馬wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E5%B0%BE%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E5%A0%B4
*荒尾競馬公式サイト
http://www.araokeiba.com/index.html
*ヤフーニュース公営ギャンブルカテゴリ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/publicly_managed_gambling/

荒尾競馬と言えばそこで活躍した馬より、JRAからの移籍馬ワールドクリークやダンツフレームが一時所属していた事を知っているファンが多いはず。ワールドクリークはG1東京大賞典を勝ち翌年のドバイWC(優勝ドバイミレニアム)以降不振に陥り故障もあって荒尾競馬へ。ダンツフレームはG1を勝ってJRAから引退したものの種牡馬になれず復帰するという数奇な運命をたどりつつ、本当は南関東所属となる予定であったが、1年以内に出走歴のない馬は移籍できないという当地の規定により1回だけ荒尾競馬で走った(その後南関東移籍で3走)。

荒尾競馬は佐賀競馬、中津競馬(2001年6月廃止決定)とともに九州競馬を構成。中津競馬が廃止に際して保障問題でごたごたする中、積極的に組合員を受け入れたのが荒尾競馬であった。しかし、その荒尾競馬も一着賞金が一桁万円では馬が集まるはずも無く、北海道競馬から期間限定で馬を受け入れたりしてやりくりしていたようだが、ついに今年をもって廃止が決定。

地方競馬はどこも厳しい経営状況みたいだね。それはJRAにも言えるんだけども、2000年台に入ってから廃止があいついでいる。売り上げを伸ばそうとJRAとの交流重賞を開催しようと考えても、その賞金が捻出できず断念or廃止という例が多い(当地の重賞1着賞金が150~200万なのに、交流重賞となるとG3でも2000万程度は必要、高知競馬は全国最低クラスの賞金なのによく交流重賞を維持していると思う)。売り上げが上がって税収をもたらすからこそ存在してきた地方競馬に、税金を投入して存続させる事は本末転倒という事らしい。地方競馬によっては単年度黒字が出せなくなれば廃止というニュースを見ることがある。儲かってる時代は多額の税金を吸い上げて(自治体に利益をもたらして)おきながら、逆に金がかかるようになったからといって即斬り捨てというのではかわいそうであるね。窮地に陥る前に自治体が策を講じなかったという責任はどこへ…。

かつては”不況になればギャンブルが栄える”と言われた事もあったが、今はどうかなと。世の中には娯楽が溢れ、景気は中途半端な不況ではない。とてもギャンブルに目が向けられる状況ではないのかもしれない。

1つの競馬が無くなる=それだけ馬が売れなくなる=馬産業が衰える

どこでなにがどう影響したのかわからないけど、2011年日本の代表的なオーナーブリーダー”メジロ牧場”が閉鎖に至った。オーナーブリーダーであるから馬が売れなかったというのは関係が少ないだろうが、一応こういう事実もある。「サラブレッド列伝&本紀」というサイトを読んでいると、かつて活躍馬を排出した牧場がすでにないという事がたくさんあるのが良く判る。”中央のG1馬を出せば10年は安泰”…これはいつ頃の言葉であったかな。

この競馬界縮小の流れはなんとかならないものか?

なんとかならないものかと言えば、競走馬の引退後の屠殺問題がある。
引退>乗馬(行方不明)=屠殺
涼しい気候のモンゴルやロシアあたりと提携して、病気や故障持ちは例外として、健康ながらも使い道がなくなった馬を広大な土地へ放すという事はできないのだろうか?



■競馬人気と収益

最近のJRAの公式ホームページを見た人なら判ると思う。
”JRAは競馬に興味を持ってもらおうというより、とにかく馬券を買え”
こういっている様に思えて仕方がない。
いやらしいほどに馬券、馬券…

俺は違うと思うんだ。
まず馬、馬に興味をもってもらって競馬場に脚を運んでもらう。
馬に興味を持ってもらってから馬券を買ってもらう。
こういう流れのもっていき方じゃ駄目なのか?

かつてハイセイコーやオグリキャップが国民的な人気を得て競馬人気が爆発し、アイネスフウジン優勝時の東京競馬場には約20万人がおしかけ、馬券売り上げは平成9年あたりでピークを迎え日本競馬は最高潮になった。JRAは”世界に通用する強い馬づくり”をスローガンにジャパンカップを創設し、馬産地はたくさんの外国産種牡馬や繁殖牝馬を輸入、また海外レース出張時には補助を出すなどして、日本馬のレベルアップには成功した。しかし、馬のレベルは海外に見劣らないまでになったが、肝心の競馬人気が停滞している(馬券売り上げでいえばピーク時の約60%に減少)。

一度競馬に興味を持った人をつなぎとめてるか?という点においても疑問がある。例えば馬産が人気種牡馬への一極集中化が進み、中央のG1勝利馬ですら種牡馬入りできない事がある。現役時代に好きだったこの馬の子供だから応援しようって事が出来なくなってきてる事実。レース番組での路線別の目標が明確にされてきていて、それぞれの路線の王者が対戦するって興味も若干薄れてるね。これについては今更だけど…。



■ビクトワールピサ凱旋門賞断念
もう一ヶ月以上まえのニュースだけど残念である。
しかも、その後の様子が伝わってこない事を考えるともう引退かなと。もともとオーナーが凱旋門賞を勝てばそのまま引退、負けてもジャパンカップで引退と宣言していた。引退時のコメントで”産駒を応援してください”とかなんとか言うんだろうけど、俺は産駒じゃなくその馬を応援したいんだとw


■兄のプライド、弟のチャレンジ

 これは”ギャロップレーサー”を遊んできた人ならわかる、タイトルコレクションでの2つのタイトル名。競馬の世界では同じ母から生まれた仔馬は父が異なっていても兄弟と認識されるが、同じ父から生まれた仔馬は母が同じでなければそうではない。血統を語る時、父系が重視されるのにもかかわらずこういう認識になっているのは、種牡馬の産駒が膨大になるからであろう。

 さて、日本競馬においても”優秀な兄弟”は沢山有り、1990年代に入ってその傾向は強まったと思われる。古くはテンポイント&キングスポイント、タニノムーティエ&タニノチカラ、タマモクロス&ミヤマポピー、ニッポーテイオー&タレンティドガール、オグリキャップ&オグリローマン、サクラチトセオー&サクラキャンドル…余談になるが、ニッポーテイオーの母チヨダマサコは競走馬シミュレーションゲーム『ダビスタ』にミズタマという名で登場し、私もかなりお世話になっていた。、、、そして記憶に新しい?(俺的に)のが母パシフィカスでのナリタブライアンとビワハヤヒデの年度代表馬コンビ。

 このパシフィカス兄弟、1世代差でありながらも残念ながら期待されていた兄弟対決はならなかった。5歳(ここでは旧表記とする)ビワハヤヒデが秋の天皇賞レース中に屈腱炎を発症していたことが判明し即刻引退。翌週三冠馬となる予定のナリタブライアンとの有馬記念での対決が実現しなかった。俺の競馬歴の中で一番見たくて見れなかった対決である。しかし、この年の春の時点からはやくもファンから兄弟対決を望まれ、期待通りにそれぞれの路線で驀進してきた名馬2頭でも、ビワハヤヒデは秋の天皇賞で引退、ナリタブライアンも年末の有馬記念を勝って翌年緒戦の阪神大賞典を最後に輝きを失っていくとは…競馬の世界もなかなか期待通りにはならない。

 パシフィカス兄弟が対決を果たせなかった2年後(ビワハヤヒデ世代から3世代後)、ビワハヤヒデのライバルであったウイニングチケットの弟ロイヤルタッチがSSカルテットの一頭としてクラシック路線に登場する。結果的にロイヤルタッチは引退するまでなんのG1タイトルも取れなかったわけであるが、それだけで兄ウイニングチケットに比べて弱かったと一概に言えるものではない。実際ロイヤルタッチのクラシック戦線での成績は、兄が勝ったダービーを除いて皐月賞と菊花賞(共に2着)で兄より着順は上である。古馬になってからの成績も同じようなものかわずかにロイヤルタッチの方が上。しかし、兄ウイニングチケットがG1を勝っている、それもそれがダービーであるという所から兄より地味な弟という一般的な印象になってしまっている。流石に3世代も離れると兄弟対決は難しかったね。

 最後に2000年~2001年、世紀をまたいで登場した母アグネスフローラの兄アグネスフライト&弟アグネスタキオンの兄弟がいる(ちなみに父SSの全兄弟)。こちらも弟が皐月賞後に早々に引退してしまったのでパシフィカス兄弟と同じく兄弟対決はならなかった。兄が勝ったのはダービー、弟が勝ったのは皐月賞、なのに弟は幻の三冠馬だの未完の大器だの言われるのに対し兄の評価は… … …。それが正しいかのように、実際に種牡馬になってからが大差で、早世がくやまれるものの弟タキオンはリーディングサイアーを獲得する大活躍、兄フライトは… … …。ちなみにアグネスフライトは意外と長く現役生活を続けていて、現表記6歳まで走っていた。


 最近?の兄弟馬でいうと母ダンシングキイのエアダブリン+ダンス3兄弟とか、母エアグルーヴのルーラーシップ&フォゲッタブル、海外で母アーバンシーのガリレオ&シーザスターズとかいう凄いのもいるわけだけど、俺の印象に強いのは上の3組である。やっぱり兄弟各々が世代のトップクラスで、しかも世代がそんなに離れてなくて兄弟対決の可能性がある場合は、それを期待しちゃうね。そして期待すればするほど印象に残る。馬主的にはそれが原因の種牡馬入りした時のリスクがあるからあまり望んでいないかもしれない。



■俺の今年秋の競馬の楽しみ

・ヴィクトワールピサの凱旋門賞勝利
・オルフェーヴルの三冠達成
・ローズキングダムの復活
・スマートファルコンのJCD勝利~無事にドバイWCへ

 期待通りいかないものだから、このうち2個達成できれば万々歳だろう。そういえばオルフェーヴルも兄ドリームジャーニーのG1兄弟だね。4番目は無事にというのを強調、ファンとしてクロフネのショックはでかかったよ。ローズキングダムは、相当確率低いだろうけど秋のG1を1つでも取って欲しい。復活ってやっぱり嬉しいんだよね。成績が停滞する前はとくに好きな馬でなくても、久々のG1勝利を上げた途端、がらっと見方が変わって応援したくなってしまう(例 ライスシャワー。09年のダービー馬は今何をやってるんだろうかw

 後は、現在4位にいるディープインパクトのサイアーランキングが楽しみ。1位キンカメとは10億差、2位マンカフェとも3億以上離れてるのでこの辺はまず届かないだろうし、5位~8位までは小差なので下も気になる微妙な順位と言うw 総合ランキングに加えて2歳サイアーランキングで何位になるかにも興味がある。


■日本ダービー’11
1着オルフェーヴル
-1、3/4馬身-
2着ウインバリアシオン
-7馬身-
3着以下どうでもよし

出馬表http://jra.jp/keiba/thisweek/2011/0529_1/syutsuba.html
結果http://jra.jp/datafile/seiseki/g1/derby/result/derby2011.html

 オルフェーヴルは本当に強かったね。道中は中団の後方待機、4コーナーでも順位はまだ上がらずそのままで、直線は不良馬場を後方から追い込んで勝った。2着ウインバリアシオンには瞬発力の差で勝ち、3着以下の馬には完勝。JRAは基本的に良馬場よりの馬場発表をしている(らしい)。当日、不良馬場発表という事は相当ぬかるんだ馬場だったのに違いない。それを後方から追い込んで勝った。滑らないよう走るセンス、不良馬場でもしっかり踏み込む強度、オルフェーヴルは脚がだいぶ強いのではなかろうか。

 勝ち馬のオルフェーヴルのレースっぷりはよかったんだが、それ以上に俺が評価してるのは鞍上の池添。このところの東京のG1 ヴィクトリアマイルとオークスで本命馬が4コーナー~直線で大外を回って、追い込むものの届かずの2着というのを繰り返していた。本命馬が勝負して無い、こういうのはつまらないレースというのが俺の評価。それがこの日本ダービーでのオルフェーヴル鞍上池添は、包まれるのを覚悟で内に入り、そのとおり包まれ気味な所を抜け出してきた。本命馬が堂々と勝負して見事に勝つ、こういうのが名レースだと思っている。

 例え負けても本命馬らしく堂々としたレースを見せる、例えばフェブラリーSで前年(1999年)の勝ち馬メイセイオペラが翌年(2000年)に見せたレース(結果4着)。この年のメイセイオペラは前年秋から突如として不調に陥っていてこのフェブラリーSも決して前評判は高くなかった。しかし、前年の勝ち馬のプライドを見せ付けるように先行策から直線抜け出し、結果脚が止まって4着に敗れたものの全力は出し尽くしたように見えた。その王者の魂というべきものがこのレースの勝ち馬ウイングアローに受け継がれ、同年初開催のJCダートも制する事になる。そのウイングアローが翌年(2001年)のフェブラリーSで前年にメイセイオペラが見せたようなレースをするから競馬にドラマを感じる。

 オルフェーヴルは父ステイゴールド、母の父メジロマックイーン、専門家ではないから詳しくはわからないんだけど、血統的には菊花賞3000m十分でしょう。派手な4歳世代に比べていまいち地味な3歳世代で中で唯一ぬけた存在のオルフェーヴル。怪我だけは無しにして無事菊花賞に出走し、見事勝って史上7頭目の3冠馬になってもらいたい。馬なり1ハロン劇場のネタとしては最高だね。2着ウインバリアシオンについて。直線で勝ったオルフェーブルに釣られて上がってきたような感じだが、その上がる時の加速瞬発力の差で負けた。ただ、映像を見て判るとおり、ゴール前ではオルフェーヴルと同じような脚色であり、差は縮まらなかったものの開きもしなかった。これがウインバリアシオン陣営にとっては収穫なのではなかろうか。


■2010虎

二夜連続にしてソフトバングに完封負け。
試合に関してはぐうの音も出ません。

今年は打線のつながりが悪い。打線のつながりというのはグルメ通的変ないいかたかもしれない。打者のつながりが悪いというべきだろうか。春先は投手有利とはよく言われることだけど、去年アレだけ打った打線が32イニング無得点って一体…。


今借金5だっけか、、、
第一の理由は怪我人。ニ遊間が故障し平野欠場、鳥谷は負傷のまま出場。代役上本には荷が重く、関本は打撃不調の真っ只中。

第ニの理由は守備力の低下。特に金本、マートン、藤川の外野がひどい。金本の肩の弱さは12球団の外野レギュラ-1であるのは間違いない。あきらかに狙われているし、ランナー2塁でレフト前ヒットならなんのためらいもなく相手3塁コーチは腕を回している。金本は選手間ではどう思われてるかしらないが、2000年代タイガースの大功労者だ。そろそろ引退の花道を用意すべき。藤川俊介は、一見俊足好打好守というイメージだが、性格的なものからきてるのかバッティングが荒く(かつて巨人横浜に在籍した仁志のような感じ)、守備面では打球判断に難がある。

第三の理由はリリーフの不調っていうかロッテからFAできた小林宏の大誤算w先発は上出来だと思う。え~つい先日下柳が序盤で降板するまで、先発はずっと5イニング以上を投げてきた。久保、能見、岩田、あと外国人、ダルビッシュみたいな絶対的なエースはいないけど、能見中心によくやってる。それが交流戦はニ連戦という事で欠点となってるのですがね…。

そろそろどこかのコラムで、使用球が変わって影響が大きかったチームとか、なぜタイガースは打てるチームから打てないチームになったのか?というのを特集してくれそうだ。


故障者だけは勘弁してください。


■ティエラアメリカ拡張、そして今後の長期計画発表内容に萎えてきた

今の大航海時代ONLINEのアップデート内容を表すキーワード3つ

納品、要リアルタイム、小出し

これでは夢を見ろってのも無理だな。
その上でシステム実装当初から付け加えておくべき要素を、後からあたかも便利機能が実装されます的にアップデートしてくる。信長の野望のDLCとかPK商法とかあるいは三国無双の猛将伝商法とかコーエーはわざと内容を削って後から金取るという方針が染み付いておる

というのでこの所コンシューマ機の競馬ゲームをやる事が多くなった俺。
Eサーバーでは南蛮交易の行き帰りすら面倒になってきて、南蛮品を積み込み魔境東アジアを脱出したのはいいもののグアムでバカンス中。帰る予定無し。贈答品すらどうでもよくなってきたw


■虎…GWの週末に横浜相手に3連敗の醜態を晒した虎…

守れない、打てない、走れない
走攻守全てにおいて弱小チーム。
個々を見れば走れる選手、打てる選手、投げれる投手はいる。でも、走れない選手(城島)、守れない選手(金本、藤川俊)、投げれない投手(小林)みたいに悪い面が今は目立ってしまっている。いい面で悪い面をカバーしきれない状況。全員が全員パーフェクトなわけないのだから、お互いにカバーしあわなければならないのにそれができないというかね。

真弓監督が放任主義だというのも影響してると、ようやく俺も思い始めた。期待して改善を待つのでは駄目だ。それは90年代の暗黒時代タイガースのやってきた事。やはり星野監督が血(選手)の大幅入れ替えを断行し、岡田監督がこれだという起用法で選手を使ったように、強力なリーダーシップが必要なんだ。監督がぼーっとしてても優勝できるのは長嶋ジャイアンツくらいの抜けた戦力があったときだけ。真弓監督には選手に対しわかりやすい方針を示してひっぱって行くところがほしいね。

タイガースは真にヤバイ時期に来たと思う。




■単なる思いつき

人α:Aをする能力10、Bをする能力8
人β:Aをする能力8、Bをする能力2

αをA、βをBにした場合の総合力12
αをB、βをAにした場合の総合力16

αとβの2人をAとBの2つの仕事に振り分ける場合、総合的に考えてαをBにβをAにしたら、αは納得いかんよねやっぱり。なぜならαはBよりAをする能力の方が長けているから。仕事を振り分ける人はαに少し我慢してもらってBの仕事をやってもらいたいと思い、αは自分が得意のAの仕事やれるようβにBをする能力を上げて欲しいと思う。ここまでは容易に想像できるんだが、さて、この時βの思いはいかに…!?

ただそれだけ…。
■これだけひどい誤審は久々だわ。

4/20甲子園 阪神×巨人
7回裏、誰か忘れたけどタイガースの選手が打ったフライを…

↓脇谷が落としたところ
http://pic.2ch.at/s/20mai00410403.gif

↓その脇谷が拾いなおして直接捕球をアピールしてる所
http://tvde.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/jlab-dat/k/s/dat1303299404747.jpg

↓全体動画
http://www.youtube.com/watch?v=adAm1k_lhVs

あきらかにポトリ、ライナー性の打球にダイビングして地面スレスレの際どいショートバウンドではなく、あきらかにポトリ。でも、アウト。判定した審判 土山。
こいつ無事に家に帰れたのか?w
フライを上げたタイガースの選手を忘れるくらい腹が立った(あとで動画見てブラゼルだと思い出した)。

8回表、久保田登場。
久保田劇場開幕し、見事に巨人に逆転され… … …。

この逆転久保田劇場に関しては俺の中ではこうなってる↓
『実は7回裏の誤審をこの久保田が一番怒ってた(推定)。
だから冷静なピッチングができなかった。』
『二番目に怒っていたのは城島だ。
だから冷静なリードができなかった。』
いつもならこの両者は叩くんだけど、今日に関してはこういう風に言い訳してる。

しかし、実況スレでもぐだったんだが、審判死ねで盛り上がるのは俺らだけでいいんだよ。選手や監督は切り替えて冷静に試合を進めてもらいたかったな。ちなみに9回裏の時点で虎専21に対し巨専17。この差はこの事件にある。9回裏に1点あげたものの最後は、、、桧山の『しってた』。

それにしてもひどい誤審&脇谷のひどいアピールだ。



藤川俊介に関して。
去年、ルーキーながら抜擢され出てきた選手。赤星の後釜と期待されている。しかし、期待されているということでのスタメン出場という意味合いが強い。レギュラーとして使い続けて成長させるつもりなんだろう。だから、現時点では売りにするはずの俊足や守備ですらまだ今一。特に守備は…ヤバイかもしれない。




■増税

はじまったね、増税。
東電の賠償責任の一部を国庫歳出という形で全国民が負担し、その負担をさらに増やすらしい。
・東電管区内だけでなく全国的に電気料金値上げ。
・消費税も値上げ。
検討中とか新聞に出てるからもう間違いなく実行される。
消費税率上げは期間限定とか…期間切れそうになったらなんだかんだとこじつけて、期限切れ以降に別の税金を取るんでしょ。で、結局それから数年後には消費税もまた上がる=国民の負担はいまより相当増える。無駄にばらまいてるようにみえる子供手当てとか本当に効果あるのかこれ?w

なんでいち民間企業の責任を国民全体で負担せなあかんのや
影響がでかい?払いきれない?
知るかボケ、社員の給料0にしてでも責任とって賠償金払えよ。
というのが俺の思いなんだけど、そんなのは関係なく各種値上げ、各種増税は実行される。

そもそもこういう事態に備えた『備え』がなかったのがなぁ…。

諸外国もレスキュー部隊送ってくるのもいいけど、金を出してほしいね。
■前記事に統合しようかと思ったけど、やたら長くなるので別記事で…

*JRA公式サイト
http://jra.jp/news/201103/032202.html

4月の中山競馬が中止になる。
これに伴って重賞競争が主に阪神競馬場実施となるのだが、ここで唯一のG1レース皐月賞だけは1週間後ろにずらして東京競馬場での実施となる。トライアルのスプリングステークスが1週間後ろにずれたのでこの措置はいいと思う。

東京2000の皐月賞馬で思いつくのはトウショウボーイとヤエノムテキ(なんか一番最近のを忘れてる気がしないでもないw)。両馬とも古馬になってからもG1を勝っている名馬。

もし東京競馬場も安定して開催ができないようなら皐月賞は京都で施行される模様。こちらでもいいな~ってか東西のG1数のバランスを考えればこのままずっと京都or阪神でも…と思ったのは一瞬。そんな事しても意味が無いね、確かに数を考えれば東から西にG1レースを少し回して欲しいとは思うけど、それは単に自己満足に過ぎない。皐月賞は短い直線と中山の坂あってのものだろう。


今週末は非常に楽しみなドバイワールドカップデー。
ビクトワールピサとブエナビスタ、トランセンド…日本馬ではトップだけど、ゴメン、去年ほどはワクワクしない。けど、そう思ってる時に勝ってくれるともうね、、、やっぱり期待してるんだよねぇ。日本馬による久々の海外G1勝利。日本じゃまともにスポーツイベントが開催されて無い今、はるかドバイの地で歓喜の輪が!

シナリオはできている。
それはこの春代替開催されるらしい世界フィギュアスケートにも言える。



■東京マグニチュード8.0、二週連続放送無し
多分このままお蔵入り。


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